私は本になりたい

雑多な本紹介と創作小説、自分の考えをメインとしたブログ。

【問題提起】町の小さな本屋さんがあげた声

こんにちは、Luna*です。

ヤフーニュースを見ていて、思わず記事を書かなければと思ってしまいました。

 

なぜ書店にヘイト本があふれるのか。理不尽な仕組みに声をあげた1人の書店主

 

簡単に記事の内容を説明するのなら「町の小さな本屋さんは、どれだけ実績があっても欲しい本を仕入れられない」という業界内の仕組みがあるそうです。

なお今回は記事からお伝えしたい内容を一部抜粋して、紹介させていただきます。

 

大阪の谷町で創業70年を迎える書店がある。隆祥館書店。2代目店主の二村知子さんは父と共にこの店を営んできた。

「書店として薦めたい本を仕入れて責任を持ってお客様にご紹介したい」という信念から今、流通の仕組みに対して声をあげる。

 

二村さん曰く、なんでも本屋業界では「ランク配本」と「見計らい本」という制度があるそうです。

 

ランク配本とは、店の規模の大きさによって自動的にランクが決められ、配本される冊数が決まってしまう制度です。

大型書店が優先されて小さな書店は、売りたい作家の本の販売実績がどれだけあっても後回しにされてしまうのです。

 

個人的には町の小さな本屋さんだから、という差別を感じました。

売り上げは全く考慮されていないんでしょうね。

 

後者の見計らい本制度。これは出版流通業界の慣行なのですが、書籍の問屋にあたる取次店が、書店が注文していない本を勝手に見計らって送ってくるシステムです。

かつて出版業界がビジネスとして好調だった頃は、書店は自分で本を選ばなくても良いのでこのシステムを評価する人もいました。

しかし、一方的に送られてくる本の中には、隆祥館としては売りたくない差別を扇動するヘイト本やお客様から見てニーズの低い5年も前に出た本などが多く含まれています。

そういう本も送られて来た以上、書店は即代金を請求され、入金をしないといけないのです。

 

正直、読んでいて怒りすら湧きました。

町の本屋さんを潰すような仕組みじゃないですか、これ。

勝手に送られてきた本の代金を即請求って……。

 

こういった制度が必要な本屋さんがあることも分かりますが、本屋さん側に選択肢がない事自体がおかしくないですかね?

ただでさえ世間では人手不足が騒がれる中、勝手に送り付けられた本の返品処理をしなくてはならない本屋さん側の気持ちや労力を考えると、やるせないです(>_<)

 

怒りのまま書きつづってしまいましたが、ここまで読んで下さり、ありがとうございました💦